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月夜の跳ね遊び

ちょっと旧い、イタリア車とスクーターと自転車に乗りながら、写真をパチパチ撮りながら、思った事を書いていきます。

Canon 旧F-1 Canon FXを修理する

本日、レストアネタ2件目のUPです。今度はカメラネタです。

先日の「112の日」の景品として、愛知のAさんがOldカメラやレンズをいくつか提供してくださいました。その中に一眼レフのCanon FXがありました。
コンクールデレガンスの表彰式にて、「最も悪そうなA112」の栄誉に輝いたS.U君がそれをGetされました。S.U君は今は18歳の青年ですが、まだ少年の頃からこのイベントに参加し、免許も取れないうちから何と自分でA112をレストアし公道デビュー。しかも運転できないのでお父さんに運転させてイベントに参加されていました。そして今回、めでたく18歳になられ、即効免許を取得し、自分の運転で112の日に参加されました。そういう意味で「悪そうな112」に選ばれたと。本人は「別に不良ではない」と不本意だったかもしれませんが(笑)。

さてそんな経緯でS.U君の手に渡ったFXでしたが、どうも本人よりも露出計の方が不良らしく(笑)、メールにて色々と質問が寄せられていました。112の日の現地では、シャッター関連は低速のガバナーも含めてOK、ただし露出計については電池がなかったので未確認だったのです。話を聞いてみると、確かにダメっぽい。ですので一旦海兎に宅急便で送ってくれれば、おじさんが修理してあげましょうとの旨を伝えました。彼は今回のFXゲットにてカメラに興味が湧いているらしく、ここで若い芽を摘むのはいかん!という事で何としても治さなければなりません。で、4日間の横浜出張から昨夜戻ると、宅急便が届いておりました。さっそく開梱しチェック。

あー、1.5VのLR44を入れても、1.35Vの空気電池を入れても、確かに露出計は動きません。しかしバッテリーチェックはOK。露出計廻りには通電しているようです。電池室も液漏れ跡なく綺麗です。愛知のAさん、ホントにいい機体を提供くださいましたね。

早速分解です。今後FXの軍幹部を分解される方のために記しておきます。分解は容易です(またかい)。
電池蓋を外し、巻き戻しクランクを軸を固定しクランクを逆ネジに回して緩めて外し、シャッターダイヤルをカニ目で外し、巻き上げレバーをカニ目で外し、トップカバーを固定している4本のビス(背面2個、正面ペンタ部下1個、側面巻上げレバー側1個、全てマイナスネジ)を外すとトップカバーが外れます。
唯一注意すべきなのがシャッターダイヤルを外す際のお作法です。露出計の絞り値表示が帯状で、シャッターダイヤルの軸に巻き取られる仕組みになっており、シャッターダイヤルを外したとたん帯が逆の露出計側に巻き取られてしまいます(メジャーでシュルシュル~と巻き取られるあの感じ)ので、外した時の露出計の表示と、その際のシャッター速度を控えておく必要があります。これを忘れるとせっかく露出計を修理しても適正値に復帰できず、泣くことになります。

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■向かって右が問題の露出計です。
右の露出計表示帯の巻き取りメジャーから左のシャッターダイヤルに繋がっているのもお分かりいただけると思います。

さて電池を再度入れ、露出計廻りをいじくってみます。いじくること10秒。あっ、原因が分かりました。単なる接触不良でした。ここまで引っ張った割にはあっけないなぁ(笑)。

接点を作る3枚の銅板のうち、真ん中の銅板が上の接点に触れていません。恐らく長年スイッチを切った状態が続いたため、銅板自体がバネの力を失い接触しない形状になってしまっているのです。バネとして働くように精密ピンセットで少しずつ弓状の形状を作りながら作業を進めます。何とか接する事はできましたが、まだ上部銅板に押し付けるまでには至らず、上部銅板を逆に下向きにほんの少し傾斜させ、それぞれの接点を磨くと露出計の針が動き出しました。

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■動き出しました!
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■cdsの窓を隠すと、ちゃんと反応しています。
セレンではなくcdsなので光に対する反応が速いです。

あっけなく解決して物足りない(笑)ので、オイルとホコリで汚れが酷いシャッター軸廻りを清掃し、ファインダー接目部とプリズムの間のホコリを飛ばしてあげました。
またトップカバーに経年のサビによるくすみが多くみられ非常にくたびれた外観になっていましたので、磨きあげをすることにしました。

FXは比較的薄いクロム膜なので、ステンレス磨きの様なコンパウンドでやるべきか研磨スポンジでやるべきか悩みましたが、幸いにトップカバーのみ外れており水を使うことも可能でしたので、スポンジをチョイスしました。

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■結構くすんでいます。
ゴシゴシゴシゴシと水をつけながら磨いていきます。
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■だいぶ落ちてきました。
右下に残っているくすみと比べるとよく分かります。ついでに本体エプロン部のマウント付近のクロム部も磨きました。


乾かしてから組み付けます。
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■組み付け後、少し緊張しながら露出計スイッチを入れました。ちゃんとF2.8を指していますね。よかったよかった。

裏蓋ヒンジのモルト交換もしようかな~と思いましたが、それは器用なS.U君の作業として残しておきます。100均で習字のフェルト下敷きを買ってきて切ってはってくださいね。自分でやると愛着が出ますので。

治ってよかったです。


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COLNAGO・ヤングウェイ 新しい(旧いけど)自転車がやってきた

突然ですが、写真同様に古くからの趣味として自転車に乗っています。
元々旧いイタリアのレーサー2台に乗っていたのですが、そのうちの1台、初期型のGIOSが祇園のイタリア料理屋さんに里子(ラビットと交換)に出てからは、コルナゴ1台生活ですごしていました。

しかしさすがに近所に買い物に行くのにやる気満々のロードで行くには…と、普段の足に使えるママチャリを買おうと思っていましたところ、クラクラするような自転車を友人がバザーで売りに出しており、クラクラしたまま(笑)話をつけてしまいました。

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■『結局旧車を買う(飼う)のかよ…』

1970年製!ブリジストン「ヤングウェイ」の初期型…。どんだけ旧いチャリ買うねん(笑)。
初期型なので僕らが子どもの頃に大流行した電子フラッシャーやスーパーカーライトが着く以前の型ですが、ぜひ年甲斐もなく半ズボンとハイソックスの正装で乗りたいところです。

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■『これが正装ですよ(笑)』

乗っているのは僕ではありませんよ(笑)。当時(1970年)の少年マガジンに載ってた広告だそうです。
「キミを個性派にするんだ!GOOD(グー)!」とありますが、21世紀の今、こんな懐かしい自転車乗ってフォークを歌ってたらそれだけで間違いなく個性派ですわ…。

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■『アクセントカラー』

リアディレイラーが固着して動かない、ダイアコンペのキャリパーブレーキが全く利かない、前後チューブがボロボロ、ライトが全く付かない、前ギアのチェーンガードが歪んでしまっておりチェーンに干渉してカシュカシュうるさい、トップチューブ変速レバーの中にカメムシが2匹冬眠している、チンベルの中に地グモが巣を張っている、etc.…うーんさすがに時代っぽさを出してくれていましたが、この3週間でこつこつレストアをしてあげました。
リアディレイラーのプーリーは黒だと思っていましたが、クリーニングをしたら実は赤だった事が判明(笑)しました。ハブには懐かしの「ハブ毛(ブラシ状のアクセサリで、走るだけで掃除しにくいハブが綺麗になるというシロモノ)」の赤をコーナンで発見したので取り付けてやりました。こんなのまだ作って売ってるんですね。リアのフラッシャーもダイナモで点灯するようにしました。愛の巣を撤去させられたカメムシ夫婦は隣の児童公園に無事お引越しさせました。

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■『美しいダイヤモンド』

当時の純正ダイヤモンドサドルが破れもなく残っています。どれだけ保存状態が良かったのか。奇跡的です。
トップチューブの懐かしい形のシフトレバーはリアのみ5段変速。リアメカともにシマノの「OTEL5」です。「OTEL」をオルタネートギアだとする説がWebにあり、それが定説のようになっていますが、実は「OverTop、EmergencyLow」の略です。シフトレバーは低速に入れても自動的にトップギアに戻ってしまう恐ろしい故障でしたが、各ギアに固定できるように隙間調整をし治しました。

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■『今はなきセミドロ』

フロントビューです。セミドロップハンドルが懐かし過ぎます。どこ行っちゃったんでしょうね(笑)。ライトはリアフラッシャーと共に点灯し、何と自動で「点滅」します。ダイナモのブラシがダメになっているからなのか、それともそういうイカした仕様なのかは定かではありませんが、とにかく夜間走行もできるようになりました。フロントキャリアの錆がまだ残っていますので、今後はピカールで格闘の予定です。またこの連休にはブリジストン純正(当時もの)のスピードメーターが付く予定です。あとはバイバイハンドが着けば完璧でしょうか(笑)。


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■『昭和コンビ』

ラビットとヤングウェイ、ともに昭和60年~70年代を駆け抜けた!と思っていたら、まだまだこれからも駆け抜けさせられるハメになった可愛そう?な2台です(笑)。


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